2009年8月6日木曜日

アメリカの小型底曳き網漁船

 さてさて,早朝の桟橋で大物を釣り上げる釣り人を見かけたのはいいのであるが,本日のメインイベントのホストが現れない。3時50分待ち合わせのはずなのであるが,時既に4時20分。。。風は無いのであれるが,霧がすごい。これはひょっとして中止か?それとも私の聞き間違え?せめて,携帯の番号だけでも聞いておくべきだったと反省し始めたころ,来ました船長。ただ単に,予定を変更しただけというのと,私の存在を忘れていただけとのことでした。。とほほ。
 さて,当地に来て念願の初の漁船への乗船。漁場は,片道約1時間とのこと。漁場に着くと,他にも7隻ほどの底引き網漁船が操業中。そのうち一番古いものは1925年建造のものとのこと。たしかに1隻だけ船型が他の船とことなる。
 漁場に着き,網を入れ引き始める。今日の漁場は水深75フィートから60フィート。こちらの単位は長さに関してはフィート( 0.3048 メートル)やファザム(1.8288メートル:6フィート),重さはポンド(0.4536kg)と使い慣れない単位だらけで物事をイメージしにくい。
 本日の目標はヒラメが300ポンドとのこと。MAではヒラメの漁獲量は1日に300ポンドまで,操業は週5回まで,1シーズンに漁獲して良い漁(TAC)は6000ポンドだそうです。操業期間は6月から8月にかけての約2ヶ月なので,まぁいい数字でしょうか?
 船長いわく,1時間20分網を曳くと,ちょうど300ポンドになるとのこと。ほんまかいなと思っていたら,見事にその通り,1網でほぼ3箱,約300ポンドのヒラメを漁獲していました。これで占めて700ドルだそうです。
 そして帰りがけにたい籠(Scup trap)を上げに行く。合計20籠を上げて70ポンドくらいの漁獲。こちらは今ひとつとのことでした。
 しかしヒラメの資源の多さにはびっくりさせられました。東京湾では,このようには行かないですね。帰りには,しっかりヒラメを2匹お土産に頂いてしまいました。また機会があれば別の漁法の時に乗船したいと思います。
 
本日お世話になったEQUINOX号














本日の漁獲物。大半はガンギエイの仲間。この中に,ヒラメが混ざっています。












帰りがけに揚げた「たい籠」。多い籠で30cmほどのタイが10尾以上入っていました。おそらく日本では見かけない漁法です。黄色い穴は,イリーガルサイズ(出荷可能サイズ9インチ未満)を逃がすための穴。










おまけ。ノバスカ灯台の沖を何度か通過することはあったのですが,これほど近くを通過する機会はありませんでした。さすがは漁船。

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