寒さと釣れなさから釣りは早々にあきらめ、昼からは歴史探訪の旅に。旅にといっても車で45分ほどのフェアヘーブン(Fairhaven)市へ。実は2週間前に、ジョン万次郎祭りで訪れているところの再訪問です。あの祭りに行って以来、色々と調べているうちに、ジョン万次郎が幕末に果たした役割や、近代日本、さらにはその中での浦賀の位置づけというものに興味がわき、やはりジョン万次郎がたどった軌跡はしっかりとこの目で確認した上で、浦賀を見つめなおそうということで、再度の訪問となりました。行って、びっくり今まで歴史なんかには興味もなく、もちろん世界史や日本史の成績なんぞは、進級に必要なすれすれの点数、そんな人間でも歴史というもの、世界のつながりというものに、興味を感じた1日でした。
とりあえず我が家がたどったのは、ジョン万次郎トレイルなるものです。これをたどることで、ジョン万次郎にかかわりの深い場所を見て回ることができます。
万次郎トレイルの建物には、この札が付いています。詳細はhttp://manjiro1.tripod.com/こちらのHPをご覧になると良くわかります。しかしなぜ万次郎トレイルなのか?万次郎・ウィットフィールド・トレイルでも良いような気がするのですが。。。
まず一つ目は、ミリセント図書館です。こちらには、万次郎に関わるいくつかの品物が展示されております。
こちらは図書館内の展示室。館長さんが案内して下さります。当初は、万次郎が直々に持ってきた日本刀が展示されていたのですが盗まれてしまい、現在はほぼ同じ物を購入して展示しているとのことです。奥に見える大きなお皿は、土佐名物の皿鉢料理に欠かせない、伊万里焼の大皿です。
こちらには、今上天皇(明仁さま)も美智子婦人とお見えになられたことがあるそうです。そのときの写真と記帳。
この記帳は、100年以上の歴史があり、最初にサインをした人は、有名なアメリカの作家マーク・トウェイン(Mark Twain)氏とのことでした。日本人で最初にサインをした人は某紡績会社の人。さらに、こんな人のサインもありました。今とは所属が違うところに歴史を感じます。この記帳本は余項が少なく、間もなく終わってしまうとのこと。歴史上名のある人たちと同じに記帳本に名前を残すことが出き、勝手に盛り上がる我が家の人たちでした。
こちらはフランクリン・ルーズベルト大統領の祖母の家です。向かいが万次郎と親交の深かった友人の住む家ということで、ルーズベルト大統領も万次郎のことは知っていたようです。
中を見るためには、あらかじめ508-995-1219に電話をしてアポをとっておかないといけないそうです。知っていれば、あらかじめ連絡をしたのですが。。。。残念でした。
こちらは、ウィットフィールド船長のお墓です。お墓の中にまでちゃんと案内の札がありました。墓石はここを右に行ったところにありました。たぶん。
こちらには築100年以上の建物が沢山あります。そのため、150年以上昔にジョン万次郎関わった建物自体が今でも別の人が住む家として普通に使われているようです。もちろんリフォームはしているようですが。150年も昔、江戸の時代に、一人の日本の青年が学んだ地を回るというのは、何か感慨深いものがありました。
2 件のコメント:
ぎょしん様、航海はまたもや延期(中止?)になったのでしょうか?歴史は、まさにぎょしんさんが言われているとおり、自分で感じてみて(史跡を訪問したり、つながりを調べたり)、初めて身をもって分かるものですね。また新しい記事楽しみにしています。
Thank you very much, Kappa-san,for visiting my blog. Finally I could go on the sea today. Already a half of cruse passed...
コメントを投稿