2009年10月4日日曜日

第12回万次郎祭

 社会科の歴史で浦賀といえば、ペリー!開国!ちょっと深く勉強すると咸臨丸が 出港した港が我が町浦賀になります。その咸臨丸に乗船していたのが、勝海舟、福沢諭吉、中浜万次郎(ジョン万次郎)になります。そして教科書の上ではあまり登場しないが、実は日本の近代化?開国に大きく貢献した影の立役者というのが万次郎になるそうです。もともと土佐清水の漁師で、遭難したのちにアメリカの捕鯨船に助けられ・・・・結果的に日本人としてはじめてアメリカにわたった人となり、帰国後、アメリカで学んだ知識をもとに幕末から明治時代に活躍した偉大なお方なのです。
 そして土佐清水といえば足摺崎、高知県といえば四万十川?四万十川といえばアカメ!学生時代にアカメを釣りたくて(釣りキチ三平になりたくて?)、何度となく四万十川を訪れ、その際に足摺崎にもたびたび訪れ、嫁さんとの初めての国内旅行も足摺崎と私のとってはゆかりの地であります。
 そして、現在私が滞在しているCapecodの対岸になるニューベッドフォードやフェヤヘーブンが、万次郎がアメリカで過ごした場所になり、土佐清水市と姉妹都市になっているそうです。
 なんとも感動的なつながり!!改めて浦賀という町の奥の深さに感動してしまいました。

本日、大雨?豪雨のたすべてのイベントは室内へ。もちろん受付も!受付用のテントの文字からも日本の香りがしてきます。










10時30分からのセレモニーには、結構な数の人が集まっておりました。間違いなく、こちらに来てから最も日本人の密度が高かったと思います。












CMでおなじみの「ようこそジャパン!」最近は円高のため観光客離れが進んでいると聞きますが、このようなところでも草の根的な活動が行われていました。総領事館の方々は、このようなお仕事もしているとは驚きです。私も職場の人に配るために、日本を紹介するパンフレットをいくつか頂いてしまいました。







土佐清水市からは市長さんをはじめ秘書の方などもいらっしゃっていました。日本の文化を紹介する活動を一生懸命行われていました。見慣れたものが沢山おいてあり、とても懐かしい感じがしました。














各市の市長をはじめ日本の総領事館の方など、いろいろな方の挨拶がありましたが、中でも、「今日の悪天候は、万次郎にふさわしい天気である。なぜなら彼が嵐に遭い、遭難しなければ今のような友好関係はなかっただろう。我々はこの天気に感謝をしなくてはならない」というなんともポジティブな発想には、良いことを言うなーとちょっと感動してしまいました。また、土佐清水市では、万次郎の生家を復元して博物館とする計画があるそうです。完成した暁には、子供たちを連れて是非とも訪れたいと思います。




日本で行われう国際会議などのレセプションでおなじみ?の和太鼓。ここでも勇ましく披露されていました。











こんなサービスもありました。なるほどといった感じです。












悲しいかな、会場となった市役所の建物内は、飲食禁止のため食べ物を扱うブースだけは予定通り外に。。。。その中にはお寿司もありました。巻物ではありましたが、こちらで食べたすしの中では一番美味しかったと思います。やはりお米の扱いを熟知している日本人の方が作ったお寿司は美味しいです。








おまけ!東叶神社にある勝海舟が出港前に身を清めるために使ったとされる井戸。もしかすると万次郎も使っていたかも???帰国したら改めて浦賀の町をめぐってみたいと思った1日でした。


2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

マアナゴさん
アメリカを楽しまれている様子が伝わってきます!採集の写真もいいですね。で、蛸が非常に美味しそうに見えました・・・。あまり唾液腺を刺激しないでください(笑)。河童

マアナゴ さんのコメント...

当初、蛸は我が家が独り占めかと思っていたのですが、センターの人達に意外と好評で、みんなに配っているうちに、あっという間に8本の足がなくなってしまいました。