2009年7月24日金曜日

虫歯!

 渡米前に家族総出で歯科医院に通ったにも関わらず、2週間ほど前に娘の歯に虫歯を発見。しかも完全に穴が開いている。発見当初は、痛みが無かったようだが、ここ数日は歯ブラシが当たると痛いと嫌がるように。加入している保険は歯の治療が適応されない上に、アメリカの歯科治療費はとても高額と聞いていたので、できれば最もお世話になりたくない医療機関でした。が、これはとても帰国までは待てないと、本格的に歯医者探しを始める。
 子供の幼稚園の近くに、歯科医院があるのでそこを訪ねるが、幼児はやっていないということで、別の歯科医院を紹介される。地図を頼りにそこへ行くと、そこも幼児は無理とのことで、家から1時間以上離れたところの小児歯科を紹介してくれた。とりあえず、急に行ってやってもらえることは無いだろうと、その日は帰宅、ネットで紹介された小児歯科を調べると、確かに子供も見てくれる、立派な歯科医院があるようだった。が、そこで治療を受けるには、3枚ほどの問診表を完成させてFAXで送信した上で予約する必要があるとのことで、すぐには予約が出来ない感じ。職場の方も掛かりつけの歯科医さんに電話で聞いてくれたりしたが、紹介してくれたのは、やはり同じく遠方の歯医者さんでした。
 翌日、幼稚園の先生から娘のクラスの男の子のお母さんが歯科医との情報を入手、嫁さんがそこに話を聞きに行くと、明日の15時15分に来てくださいと無事に診てくれる歯医者を見つけることができました。というか、はじめから幼稚園の先生に聞けばよかった?のかもしれません。
 しかし、日本の歯医者で口を開けることを極端に嫌がった娘が、すでに痛みを感じる歯の治療を素直に受けてくれるのか?日本のときのように駄々をこねて、診療拒否にでもあったらどうしようとはらはら。しかし、娘は娘で朝から神妙な顔つきで、元気なく、ことの重大さを認識していたようで素直に診療を受けてくれました。
 ちなみに、海外で歯医者に行く前には、ネット上にある歯科医療の問診表をみて医療用語の下調べをしておいたほうがいいようです。治療前にはやはり問診表への記入があり、嫁さんがかなり苦労していました。
 さて、治療の様子はというと、まずはお決まりのレントゲン。その結果大きな穴が開いていた歯の隣の歯も虫歯が出来ており、都合2本の歯を治療が必要となる。1回に2本の治療をするか、2回に分けるかとのことでしたが、迷わず1回で2本の治療を依頼する。できれば何度も着たくないというのが本音。
 治療前に、かぶせ物は白がいいか銀が良いか。銀のほうがちょっと安いという。奥歯で見えない場所なのでこれも迷わず、シルバーを選ぶ。
 そして、いよいよ治療開始!まずは、好きな味のガムを食べて!とのこと。てっきり麻酔の注射かと思っていたら、なんとチョコレート、イチゴ、メロン、??と5種類ほどの味の中から、好きなのを選び虫歯の箇所で良く噛む。なんとそのガムが実は麻酔薬ということで、子供はすっかり安心した模様。アメリカでは幼児の歯科治療にも麻酔を使うと聞いたが、まさかこのようなものがあるとはびっくり。そして、治療で使う機器の説明。説明といっても子供が恐怖心を持たないために、虫歯を削るお友達、空気と水をかけるお友達、・・・・などとすべての機器をお友達として紹介していました。
 そんなわけで、治療時間は1時間以上。日本の歯医者さんのように一人の先生が複数の患者さんを診るというようなことはなく、じっくりと一対一で子供の恐怖心を取り除きながら、丁寧に治療をしてくれました。
 気になるお値段は、レントゲン写真が27ドル、治療は1本につき150ドル。合計327ドル。約3万円!虫歯はおもったよりも浅く、神経まで到達していなかったそうです。これがまた神経まで行っていたらさらに上乗せ?と考えると早く診てもらえて良かったと安堵の気持ちでいっぱいでした。
 何はともあれ、家族の大きな心配事が無事に解消された1日でした。
 また、マサチューセッツ州の水道水にはフッ素が含まれているため、この水で口をゆすいでいれば、子供のうちは虫歯になりにくいそうです。ただ、こちらの人たちは基本的に半年に一回、歯の検査とフッ素コーティングを欠かさないそうです。


立派な穴が!

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