2009年11月29日日曜日

鉄道に乗ってフロリダへ行こう!その1

11月26日はサンクスギビングデーということで、アメリカの学校はこの週はちょっとした連休となります。この休みを利用して、帰国前の最大のイベントとしてフロリダのディズニーリゾートへ向かうことになりました。色々ともたついているうちに、適当な飛行機の予約が取れず、試行錯誤しているうちに鉄道の旅を取り入れれば、なんとかなるということで、行きは陸路、帰りは空路という選択をすることになりました。
 こちらにきてからまともな鉄道に一度も乗らずにいたので、この旅行は釣り好き兼鉄道好きの私にとっては願っても無いチャンスでもありました。
 まずは、ケープコッドから最寄の駅となる、コミューターレール(Commuter Rail)のオールドコロニーライン(Old Colony Lines)のMiddleborough/Laleville駅へ車で向かう。駅に1週間車を駐車することは出来ないとのことだったので、駅近くの友人宅に預けさせてもらいました。
約2200kmの旅の始まりMiddleboro駅。土曜日の始発(6時50分発)ということで、駐車場はがらがら、もちろん車内もがらがらでした。












Commuter Railの車内。2列3列シートで先頭車両と最後尾車両を除き、すべて2階建て。かなりワイドです。












切符は車内で購入。購入すると行き先を示した付箋が座席に挿されます。平日のラッシュアワー時もこんなのんきなことをしているのでしょうか?ちなみに、この駅からボストンまでは大人二人で15ドル50セント。バスよりもかなり安いです。










ボストンサウスステーションに到着したCommuter Rail。いきなり15分以上の遅れでの到着でした。












ボストンサウスステーションの出発到着案内の電光掲示板。自分の乗る列車が何番線から発車するかは、出発直前の乗車開始(Now boardng)の状態になるまでわかりません。日本の鉄道のシステムに慣れているとなんとももどかしく感じます。
こちらがアメリカ版新幹線acela号。てっきりこれに乗るのかと思っていたら、実はこれより格下のregional号でした。
こちらは、ワシントンから到着したregional号。先頭の電気機関車HHP-8は日本の最近の電気機関車と似て角が無くスマートな形をしています。最高約200kmで走行します。
こちらが我が家がお世話になった9時35分発のregional号ワシントン行き。上野駅の寝台特急の入線時に見られる、推進入線の方式で入線してきました。


駅で待っていると、子供たちには、クレヨンと塗り絵が配られました。こういうサービスは、レストランでも良くみられました。子供を無理やり黙らせるのではなく、静かにできる環境と与えるというのがこちらの方法なのでしょうか?親としても有難いです。

検札後は、Commuter railの時と同じように行き先を示した付箋が座席上の網棚のところに挟まれました。 ちなみにreservation ticketだったので座席指定かと思っていたら、自由席でした。指定席車両というよりも日本のホームライナーに見られるような座席整理券といった感じです。







regional号で使用される車両AmfleetⅠには、各座席にコンセントが配置されていました。










各座席のシートには、飛行機のように安全のしおりが入っています。









列車には売店付きの車両があり、サンドイッチなどの軽食やコーヒーなどの飲み物を車内で購入することができます。






AmfleetⅠの車内の様子。2列2列シートで必ずしも広いとはいえません。これは、同路線のトンネル構造が狭かったため、このサイズの車両で運行されているそうです。Commuter railの方が車両のサイズが大きいというのは残念です。



進行方向に向かって左手ではしばし海を眺めることができます。これはNew London駅からの眺め。港にはアメリカでいう海上保安学校練習船と思われる帆船が見えました。





間もなく、ニューヨーク!マンハッタンのビル郡が右手に見えてきました。




途中、船の通過のために橋が上がってしまうなどの臨時停車(織り込み済み?)があったものの、若干の遅れで無事にニューヨーク・ペンシルベニア駅に到着しました。 アメリカの鉄道は日本のように改札口がないので、このように乗り換え待ちの間にも自由に待ちに出ることができます。

0 件のコメント: