ニューヨークからフロリダのオーランドまでの旅が、今回の旅行の中の大きなイベントのひとつ、寝台列車「Silver Meteor号」での移動になります。
これがそのチケット。座席でボストンからフロリダまで家族4人で移動すれば飛行機1.5人分の料金で済むのですが、子連れということで、奮発して寝台を選んだ結果、飛行機4人分の料金を超えてしまいました。日本の寝台特急と異なり、オール個室となっています。ちなみに、2部屋同時に取ったにも関わらず、二つの車両に部屋が分かれてしまい困っていたところ、客室乗務員の方が、機転を利かせて2部屋を並びにしてくれ非常に助かりました。
出発の約20分前から乗車開始。12番ホームからの発車でした。ホームに下りるエスカレータの入り口でチェックインとなるため、チケットがないとホームには降りれないシステムになっています。
部屋の入れ替えなどがあり、出発前に列車の全貌を見ることができなかったのですが、最初の時間にゆとりのある停車駅(Trenton)で写真撮影。このあたりは複々線で、高速列車や長距離列車と、各駅停車が分けられていました。
こちらが、寝台車内の通路。中央に通路でその両脇に寝台個室があります。
寝台車は2階建てという話もありましたが、実は1階建てでした。2階の窓は、寝台をセットした際に2階に寝る人のためようでした。昼間はこのように、ベットが上に上がり下のソファーに向かい合わせて座ります。ちなみに、下のソファーが中央にスライドして1階のベットになります。イメージとしては日本の寝台特急583系と同じような方法です。大柄の欧米人にはちょっときついのではないか?といった感じです。
各個室には、トイレもあります。においが気になるかと思いましたが、バキューム式のためか、一切気になりませんでした。
寝台車の各車両には、シャワールームもあります。
また、コーヒースタンドもあり、コーヒー、ジュース、ボトルウォーターが自由に飲めます。
さらに、うれしいことに寝台車の利用客には食事が着いてきます。まずは、夕食。前菜、ステーキセット、そしてデザートまでもついてきます。とてもリッチな気分!そもそも食堂車での食事など初めてのことでとても楽しく頂きました。
デザートのケーキ。アイスクリームも選べます。ちなみに、一番のお勧めはチーズケーキでしょうか?そして、食事中に突如停電。実は、ワシントン駅に到着して機関車の付け替え作業による電源の切り替えによるものでした。
夜のワシントン駅。本当は機関車の付け替え作業を見たかったのですが、食事と重なってしまい、見逃してしまいました。残念。
こちらがダイニングカーの様子。昔は日本の長距離列車には普通にあったのですが。。
かなり古い車両ではありましたが、車窓を眺めながらの食事は格別でした。一方で、最高時速が120kmというかなりのスピードでの走行になるため、時折揺れが激しく、ちょっとしたアトラクションに乗りながら食事をしているような気分になるときもありました。
こちらが朝食。
朝食が終わったところで、Jacksonvilleに到着。ここでは給水のために25分停車。やっと列車を先頭から眺めることが出来ました。
到着が12時台だったため昼食はついていないだろうと思ったら、昼食付きとのこと。昼が無いと思い、遅めの朝ごはんを子供の食べ残しまで目一杯食べていたため、やや食べ疲れ気味の昼食になってしまいました。
これがSilver meteor号の食事のメニューになります。
そして、定刻の12時55分にオーランドに到着。こちらの鉄道は1時間2時間の遅れは当たり前と聞いていたので、定刻の到着にちょっと驚く。気持ちとしてはもう少し列車の旅を楽しみたかっただけに残念でした。
途中、雨が降ったりと天気を心配ましたが、オーランドは見事な晴れでした。
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