2010年12月31日金曜日

釣り納め

 2010年の釣り納めとしてというよりも,釣りに行きたいという子供のたっての願いを叶えるべく,出かけることに。イワシはピークが過ぎたようだし,何が良いかなと考えた末に,イワシの時期にガット船岸壁にてメバルとウミタナゴが入れ食いだったのを思い出し,何かしら釣れれば子供も喜ぶだろうと消防署の裏にでかけました。


そして,期待通りに飽きない程度にサイズは小さいもののメバルとウミタナゴがつれ続けました。そのメバルですが,一目見たときからなんかこいつはちょっと変だな?というのが1尾いました。ちょっと赤いやつ。























同じ日に同じ場所で釣ったメバルの割には明らかに違う。もしやこれが噂のメバルのABC?かと思い早速検索を開始。


























まず,たくさん釣れた黒いやつ!胸鰭の軟条数が17本。ということはC型のシロメバルです。色は黒いのになぁー。














次に赤い方は,単純にアカメバルかな?と思いつつ胸鰭の軟条を数えると,その数16本(左側の鰭)。ということはB型のクロメバルです。色は赤いのになぁー。





ついでに,シロメバルの中に1尾だけ目の白いのがいたので,もしかするとこいつは残りのA型アカメバルか?と期待しつつ数えましたが,軟条数は17本で残念ながらシロでした。



ということで,ウミタナゴの方でも何かあったりしてと,並べてみると・・・どうも2種類いるようで。尻鰭の形が違います。ウミタナゴはマタナゴとアカタナゴがいるようですが,今回のはずべてマタナゴのようでした。




タナゴは卵胎生の魚で,卵胎生といえばグッピー!グッピーといえばオスのほうが鰭が長い?ということで,鰭が長いほうが雄で,短いほうがメスではないかと推理してお腹を開くと・・・









予想的中。尾びれの一部が長い個体からは未発達ではありますが精巣が,そして尾びれのふちがフラットな個体からは同じく未発達の卵巣が出てきました。
解剖した魚は全て長ネギと一緒に煮魚にして食べました。生産から理科の解剖そして消費まで,子供たちも楽しんでくれたようで,魚種はさておき最高の釣り納めをすることができました。

1 件のコメント:

南極猫 さんのコメント...

コアな内容、素晴らしい!!
まあ、子供さんをダシにしなくても
素直に、釣りがしたかったと。
釣りも当方ご無沙汰です。